デフォルメの妙を見た・・・
真空管アンプ型ラジオ
【特徴】 なかなかしっかりした作りで、ラジオの基本機能もまずまず。ブラック・バディーで、話題の青色LEDを惜しげもなく使っているバージョンもある。せっかくの真空管の温か味が無いって?真空管表面のグロー現象を表現していると思えばいいのよ。 【仕様】 |
真空管を見たことがない世代が増えている。館長の部屋には20世紀初頭のナスビ型の真空管がゴロゴロ転がっているが、大半のお客様には「中に何か入っている電球」ぐらいにしか思っていただけない。 それでも、真空管に限りなきノスタルジーを感じておメメうるうるになっちゃうオヤジさんもいるし、「これって超かっわい〜い♪」って言ってくれるおネエちゃんもいる。やはり、このガラス球、ただものではない・・・内部から不思議なオーラが出ているのか。 ところで、このラジオの真空管は、実物を知る者からすると、チーーとも真空管らしくない。どうみても石油ストーブにしか見えない。それでも、なぜか真空管が持つ暖かさ、安らぎ、まろやかさ、優しさがそこはかとなく香ってくる。本物の真空管以上に真空管しているのだ。 芸術の目的の一つはリアリズムの追求だが、カメラでパチリの画像よりも、筆一本で書いた水墨画の方に、よりその本質が輝いている場合だってある。デフォルメはリアリズム追求の最も強力な手法なのだろう。(なーーんて事を感じさせてくれるラジオなんであります。)
お部屋を暗くして聴いてね |