出来上がったら・・・

 

1.受信機の動作テスト

完成したら受信機側に006P(9V)電池を入れ、スピーカーを接続します。二つあるボリュームつまみをそれぞれ時計の9時位置にセットします。それだけで、蛍光灯の点滅を拾って、ブーンという音がするはずです。右側のボリュームでとりあえず適当な音量にしておきます

テレビなどのリモコン装置(赤外線方式)を受光部に寄せて適当なボタンを押してみます。ピロピロっというような音が出れば動作しています。

アンプの感度が非常に高いので、ボリュームを上げすぎると発振する場合がありますので注意しましょう。

   

2.いざ通信!

写真に示すように、送信機と受信機を向かい合わせにします。送信機をスイッチを入れるとLEDが点灯しますが、光量が半分ぐらいになるように(光ですから感覚的にしか書けませんが)、ボリュームを調整します。

ラジカセを、通常ヘッドフォンで聞く程度の音量で鳴らします。ヘッドフォン端子(または外部スピーカー端子)にジャックを差込みます。

光のビームが受信機の受光部のホールを照らすように位置調整をします。LEDは、実はドーナッツ状に光が出ています。ビームの中心は意外と暗い場合があります。その場合はビームを少しだけ横へそらせてください。

送信機の光量ボリューム、ラジカセのボリューム、受信機の音量ボリューム、およびLEDの動作点ボリュームの4箇所を調整し、歪みが少なくできるだけ大きな音が出るよう調整してみてください。

   

各部まとめ

@LED-1 : 高輝度(20,000mcd)発光ダイオード
          光がまっすぐ飛んでいくように向きを調整しましょう。

ALED-2 : ケーブル通信用発光ダイオードカップラー
          オプションです。安定した通信には必須です。

BSW-1  : 電源スイッチ
          ONにしっぱなしにならないように上面にパイロット
          ランプをつけるとなおよいでしょう。

CSW-2  : 出力先の切り替えスイッチ
          オプションです。@Aを同時点灯させておく場合は
          不要になります。          

DVR-1  : 輝度調整ボリューム
          適当な明るさ、適当な入力電圧が本機の性能を
            決めますので、重要な調整個所となります。

Eジャック: ステレオタイプの通称ミニジャック
          モノラル出力のラジオやラジカセに対応するために
            片方(左)のチャンネルだけ接続してあります。

@PHTR  : フォトトランジスタ
          穴を正面からのぞいた時にレンズ面が見えますか?

AVR-1  : 音量調整ボリューム
          あまり上げ過ぎると発振します。ほどほどの位置で!

BVR-2  : フォトトランジスタ動作点設定ボリューム
          入力される光量によってフォトトランジスタにかける
            電圧を調整した方がよいという意図でつけましたが、
            結果的には劇的な効果は見られず、固定にしてお
            しておいても問題ないとの結論を得ました。
            一般的には、光量が大きい場合は左に回します。

CSW-1  : 電源スイッチ
          ONにしっぱなしにならないように上面にパイロット
          ランプをつけるとなおよいでしょう。  

Dジャック: 通称ピンジャックのオスとメス
          ケースに余裕があればスピーカーを内蔵して、この
            ようなターミナルは外してもよいでしょう。

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