発展編2

発光体に赤色レーザーを使ってみる

(A) 発光ダイオードの取り付け

レーザーの発光ダイオードは、パーツとしては入手が比較的困難です。今回は、ゲームセンターにある「UFOキャッチャー」の戦利品から発光部を取り出しました。

3.6V供給、保護抵抗75Ωの回路が入っていましたので、LED送信機にそのまま移植しました。可変抵抗器はもう少し値の低いものが良いでしょう。

輝度は十分過ぎるぐらいです。レンズのフォーカス調整ができるようになっていますが、前後位置を追い込んでいくと200m先の建物の壁にくっきりと小さな円を描くことができました。直接目に光が入らないように注意してください。

(B) いざ通信実験
通常の発光ダイオードと同様に変調できるかがポイントでしたが、結果として綺麗な変調がかかりました。通常のLEDよりもリニアリティーが優れているのか、輝度や入力の大小にあまり影響を受けない、歪みの少ない変調です。

光のビームがかなり鋭いので、送信機の向き調整が大変です。まさにピンポイント調整!敢えてフォーカスを甘くとり、レーザー光が拡散するようにした方が良いのかもしれません。その場合は受信機側に光学系の工夫が必要でしょう。

かなりラフな条件で、夜の戸外で実験してみました。100mは楽々通信できました。工夫すればkm単位も夢ではないでしょう

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