大まかな製作手順

受信部のみを紹介しています。送信部も手順的に同様です。

 

@ ケースの加工

ちょっとした電子回路を組むとき、タッパウェアなど台所用プラスチック容器を使うと加工が簡単です。

穴は3mmのドリルと、リーマーで空けます。、リーマーで穴を広げたときにでる「バリ」を彫刻刀などで丁寧にとっておくことが大切です。

A フォトトランジスタの固定

最初にピンジャックの電極をニッパーの刃先でカットし、上にフォトトランジスタが自立できるように平らにヤスリをかけておきます。

フォトトランジスタを穴の中心に、まっすぐ下を向くように乗せたら、周りを2液混合型エポキシ接着剤(不透明タイプの5分硬化型がベスト)で固めます。

この作業は仮固定と、間をおいて本固定の二回に分けるとよいでしょう。

B 部品の取り付け

スイッチやボリュームなど必要な部品を内側から穴に差し込んでは、固定していきます。

せっかくAで取り付けたフォトトランジスタを外さないように気を配ってください。

あらかじめ組んであるLM-386アンプを取り付ける際は、下の写真のようなビスナット配置にし、ケースから浮いた状態にしておくと格好良く仕上がります。

C 配線

回路図(今回は実体配線図も用いました)を参考にして結線していきます。

ハンダ付けの腕前も大切な要素ですが、同じ場所に収束する線をあらかじめ先端で束ねておくなどいくつかの配線ノウハウがあります。

狭い場所のハンダつけは初心者には難しいものです。予め接着面双方をハンダメッキしておいて、こて先だけで短時間に接着してしまうとよいでしょう。

 

D つまみのネジ止め

ボリュームの柄につまみを取り付けます。いろいろなタイプのボリュームがありますが、今回は六角レンチで締めこむタイプでした。

軽くしめて、少しまわしてみます。ケースに触れて回転が重くないか、表示位置がずれていないか点検した後、本締めします。

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